Codex-10Ap1-Japanese

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Japanese
第19章: 並行して存在する自己 (1/2)
(translation by unagi)
並行して存在する自己
我々はこのガイア世界に並行して存在するはずの自分たちには会わなかった。ガイア世界での自分の家を覚えているJorge以外は誰も会おうとしなかった。
ある特定の世界にある一人の人間が存在することは、たとえ有り得るとしても極端に可能性が低い。我々は我々自身の別バージョンに会うには他の数十億の世界を旅することにもなりかねない。
しかし我々は、我々の並行的存在が確かにどこかに存在することを知っている。我々6人の並行的存在がこの旅を企てることを選択せずに自分たちの故郷の世界を離れなかったという別世界が、きっと少なくとも一つはあるはずだ。
最もつらい時には、我々がそんな別の6人だったらなあと思うことも度々ある。うまく行っている時には、危険を選んだこんな6人であることが嬉しいこともある。そして、多世界に対する我々のミッションの重要性を心の中で感じる時、多世界のために働く誇りを感じる時には、我々6人は決して他のどの6人とも異なると知っている。我々6人なら、機会が訪れるその度に常に旅を選ぶだろう、と。
並列世界の低劣な自己を見つけ、コミュニケーションすることは一つの儀式である。
それはパーソナルラビリンスと呼ばれ、この儀式によって個人は多世界の間で合致(co-ordinate)することができると言われている。
多世界の偉大な計画の中では、自分自身の並行的存在は多世界の極小部分でしかない。個人で世界間の合致を行っても世界を変化から救えない。
にも関わらず、一つの世界で多くの人間が個人で世界間の合致を行えば、確かにその世界は他の世界からの合致やシンクロにオープンになる。多くの個々人がパーソナルラビリンスの儀式をやり遂げると、世界はずっと大きな合致、ずっと大きなシンクロへの準備状態になる。
故に4年毎に、多世界オリンピックの開会式の前の12週間、多世界中のいろいろな文化を持つ人々は皆、パーソナルラビリンスをやり遂げるために集まる。

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